出会いだらけの日々を送っております。
18 1月
昨日、友人の結婚式に出席した。昼に美容院へ行って着付けとヘアセットをしてもらい、
着ていた洋服をそのまま美容院で預かってもらって、振袖姿で式場に乗り込んだ。
そのまま二次会までを楽しく過ごし、主役二人が実にいい顔をしていたこともあって、私
は晴れやかな気持ちで会場を後にした。タクシーをつかまえ、SMサイト.netと和やかに会話しな
がら家に向かったのである。
……が。
タクシーを下りて家の前に立った瞬間、はたと気が付いた。
鍵がない。
美容院で着替えたあと、手荷物の一部を着物用のセックす.netに詰め替えたが、家の鍵を入れた
覚えがないのだ。ていうか洋服のポケットに入れたまんまだ。
げ……!
着ていた振袖はサッカー日本代表のユニフォームのような深い青だったが、私の顔もそれ
に負けず劣らず青くなっていたに違いない。家に入れない。振袖姿で有り金も少なく、疲
れているし寒い。
さて困った。
一人暮らしである。家の中には誰もいない。
時間は既に23時。美容院はとっくに閉まっている。
実家は遠く、行くことも合鍵を持ってきてもらうことも叶わない。
近所にいるのはよりによって男友達ばかりで、流石に泊めてと頼むわけにもいかない。
ホテルで一晩過ごすにしても、脱いだ振袖をスワッピング.netで着付けることが出来ないので、寝
て体を休めることも出来ない……
もう仕方がない。
腹を括って、大家さんに合鍵をお願いした。
夜分のことで非ッ常に申し訳なかったが、背に腹は変えられず、頭を下げて開けてもらっ
た。
楽しかった気分は一瞬にして吹き飛んだが、そのまま一晩過ごすはめにならなかった分、
まだ良かったと思うよりあるまい。